望遠鏡の改良(1) [アラフォーからの天体観測]
では、早速、苦労した望遠鏡を細かくご紹介していきます。
改めてご紹介・・・。
メーカー : カートン光学株式会社
型番 : 60E (というモデルらしい・・・)
タイプ : 屈折式
D : 60mm (D = Diameter = 直径)
F : 700mm (F = Focus = 焦点距離) → F値 = 11.6666・・・ ≒ 11.7
既に望遠鏡ビジネスからは撤退されているようで、今は顕微鏡をメインに作っているメーカーさんのようです。 よく見えます。中古でも売っています。
経緯台は非常にしっかりしていて、ぐらつきやがたつきは無いですね
こちらはまたあとで苦労話があるので、のちほどご紹介していきます。
で、こっちがサブスコープ。
メーカー : レイメイ藤井
タイプ : 屈折式
付属品 : 6mm、20mmのアイピース。天頂プリズム。小さい経緯台(机用。ふにゃふにゃ)。
※天頂プリズムは三角形のカタチのパーツで、まともに買うと結構高いです・・・(4~5000円くらいするかな・・・)。
それ以外はまったく不明・・・。いろいろ調べたけど、ジャスコで打っている望遠鏡でこれと同じものを購入した話はひとつだけありましたが、酷評されてました・・・(・_・;)
実は、この望遠鏡、普通に見てもまったく見えません・・・。一週間ほど「不良品をつかまされた・・・メーカーにクレームしてやる」と思いながら、そこは大人の対応を・・・とりあえず自序努力で月を見る試みをしていたのですが、どうしても見えない・・・。どうにもこうにもならずにいろいろやっていたら、ふとしたときに見えたんです!!!
あれ!?と思ったのは、天頂プリズムをつけると見えて、直接アイピースをつけると見えない・・・という現象でした。確かに天頂プリズムをつけずにアイピースをのぞきながら後ろにずらすと 確かに月がみえるで、ここで望遠鏡のお勉強が開始です。
どうやら望遠鏡の先端(口径が広いほう)にある対物レンズと、アイピース(目を当てるほう)のレンズの位置がおかしいようなのです。 具体的には、天頂プリズムをつけると焦点位置が後ろになって見える・・・でも天頂プリズムをつけないといくら見えない・・・ということは、対物レンズに対してアイピースの位置は本来もっと後ろになっていないといけないということです。※ちなみにですが、天頂プリズムをつけていてもドローチューブ(ダイアルを回すと前後する筒のことです)はかぎりなく限界に近いくらい伸ばしておいてぎりぎり見えるレベルでした。
ということで、焦点距離を稼ぐのに何かないかなぁ~とホームセンターに望遠鏡とアイピースを持って探しに行くと(あ、ちなみに結構はずかしいですよ)、いいのがあるじゃないですか!!!塩ビコーナーに「口径」を変換するアダプターがあるわあるわ・・・。で、直接、望遠鏡に挿したり、アイピースを挿したり、後ろを通る人には変な目でみられながらがんばりました!!!その甲斐あって、特に改造をする必要もなく、焦点距離を稼ぐことができ、この妙ちくりんな望遠鏡でもお月さまを見ることができたのです!!!う~ん、めでたしめでたし
ということで、この爆安望遠鏡には苦労させられましたおかげで実地のお勉強ができて、天体望遠鏡というものにすごく興味をもつきっかけになったのは皮肉ですけどねぇ~
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